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【バリ取・コーティング済】マロッシ47mmピストンキット
商品の説明
ジャイロに使えるマロッシ68ccボアアップのピストンキットです。
これに
「手作業によるバリ取り」「ドライフィルム3500コーティング」
の2点を施した商品です。
キット内容は以下の通りです。
①コーティング済みピストン
②ピストンリング2本(ピストンに装着済み)
③10mmピストンピン
④ピストンピンクリップ2個
コーティングについて・・・
ピストン冷却が厳しい2サイクルエンジンにおいてピストンクリアランスの設定は大変重要になります。
チューンが進むと発熱量が増大しオーバーヒートによる焼き付きが起こります。
それを防ぐためにピストンクリアランスを広くとりますがどうしてもカタカタ音が出てしまうというジレンマがありました。
このジレンマを解決するために開発されたモリブデンコーティングを施します。
最近では高性能エンジンのピストンに純正採用されています。
モリブデンコーティングのなかでも一番高耐久のモリブデン、PTFEを配合したドライコート3500を採用しました。
擦れあい自己形成による機械加工では出来ないレベルの均一なピストンクリアランスを作り出すことが出来るのです。
ナラシの仕方
ドライフィルムコートは組んですぐは高圧縮ですが、馴染むことにより圧縮が低下します。
ナラシ後、2次圧縮の再調整が必要になります。
ナラシ初期はクリアランスが極狭のため、低圧縮から始めてすぐには走らずアイドリングで1時間程度回してください。
アイドリングの時、プラグの熱価は#6などにしておくとかぶりにくくなります。
その後も初めのうちは丁重なナラシ走行をしてください。
ナラシ走行のコツは「短めの高負荷を掛ける」です。
300kmほど走行後にコーティングがきれいに剥がれていたらナラシ終了です。
(歪み具合により剥がれずに残る場所があります。)
セッティングのコツ
(付属のメインジェットはノーマルエアクリに1~2個の穴を開けた程度に対応します。)
まずは一番大きいメインジェットを取り付けてください。
その状態で走れてしまう場合はさらに大きなメインジェットに変えてください。
カブって走れなくなる番手が見つかったら、5番づつ下げていきます。
(プラグの状態は常に確認してください。プラグの問題でカブり続けることがあります。)
普通に走れる番手を見つけたらその番手から下げないでください。
細かい回転数はWRでセッティングしましょう。
メインジェットの番手を下げて回転数を上げるという行為はしないようにご注意ください。